アンコール、まずはオーケンが一人で出てきて。ポリの機材見ながら「こんなのあるんだー、どうやって使うの?」とかって。それからメンバーを呼んで、曲に行こうとして一度振り向いたら、「びっくりした、長谷川さんがまだいないって…」、ドラムが2台ならんで長谷川さんが奥にずれていたからね。
先に筋少で一曲、これでいいのだ。最後のタオル回しで、オーケン「湘南の風を起こせ!」とかって煽り。カレータオル出してきてた。ウッチーもカレータオル回してた。
それから、ポリの3人とベラさんを呼び入れ。「ここで初めて、ポリと筋少とベラちゃんの関わりが発表されたら面白いよね」とかって。ポリの時に少し話してはいたけれども。まず筋少とベラちゃんの出会いは、高校生バンド大会のときで、筋少の当時のギタリストがギターの弦を切っちゃって困ってたら、「客席から一人の男がすっくと立って、自分のギターを鮭のように掲げて『俺のを使えよ』と」ってオーケンが膨らませて面白く話す。ベラさん「客席から出てきたわけじゃないけどね、まぁいいや」と呆れ気味に。そして、ベラさんはフミちゃんがポリの前にやっていたバンドのプロデュースをやっていたということで。そのときフミちゃんは16歳とのこと。「こんなに小さかったのに、大きくなって」って、今より頭一つくらい小さい子供だったみたいに手振りをつけながらベラさんが言うので可笑しかった。
で、フミちゃんとベラさんとオーケンと3人で中野で飲んでいるときに、「筋少大好きな奴がいるんだよ」とハヤシ君を呼び出すことになったと。そのときハヤシ君はバイト中(ミスド)で(あーあそこのミスド?!とかってローカルに盛り上がってた)、レジ締めまでやらなきゃだったのだけど、当時の店長に、自分がいかに筋少が好きか(初めて買ったCDが!とか)から説明して説得し、行っていいよと言うことになって、初対面となったそうな。そこで橘高さんが「そうまでして会ったのに、あの伝説の話はしないの?」と促す。オーケン「あー、いきなりディスられたんだよね!」と。その初対面で、「筋少よく聴いてました!」「え、ました?」「はい、聴いてました!」「今は聴いてないの?何で聴かなくなっちゃったの?」と、ここでオーケンがやめとけと言われながらも「マーケティングだから!ちょっとなんで聴かなくなったか教えてよ!」と聞き出し、ハヤシ君「大槻さんが人生とか歌い出しちゃったのが嫌だったんです」(笑)この話するときにハヤシ君がめちゃめちゃ恐縮して「言っていいのかな」とか「俺も生意気ですよね」とかって言ってました。まだポリシックス始めてすぐくらいのころだとか。オーケンは「ただのファン目線だよ!」とかって言って、橘高さんも「リアル『ノゾミのなくならない世界』だな」って面白がってて。その後、オーケンのソロワークにハヤシ君がギターで参加したりするようになったそうで、だからけっこう長いつきあいですね。かわいい後輩って感じなのかな。オーケン「ビジュアル系で言うと、筋少がXならポリはルナシー、ジャニーズで言うと、筋少が少年隊で、ポリがセクシーゾーン。…セクシーゾーンよく知らないけど」とかも言ってた(笑)。
あとオーケン「ハヤシ君はいくつになったの?言っていいの?」ハヤシ「えっと、34です」オーケン「ウチのギターよりも10歳も年上だよ!」橘高「ハヤシ兄さん!」とか言って(笑)、オーケン(客席に)「24歳って設定なんですよー」橘高「設定言うな!」なんてくだりも。オーケンと橘高さんのやりとりはもう型の出来た漫才のようで、電光石火のツッコミだった。で、オーケン「ポリはまだ人生歌ってないの?ダメだよ!」とかダメ出しwそしてそんな話でみんなで盛り上がっているとき、オーケンの後ろでポリドラムのヤノ君がぼーっと立ってて、オーケンが急に振り返って「聞いてるの?!」って肩叩いてツッコミ入れてて可笑しかった。ハヤシ君曰く「こいつさっきから長谷川さんばっかり見てるんですよ!」そりゃドラムとして長谷川さんは神だろうよねー。「しかもそんな、カウベルだけ持ってどうするの?」「これで頑張ります!」、オーケン長谷川さんに「カウベルに負けないでくださいよー」。
そんなやりとりに、ポリの側からの筋少リスペクトと、筋少&ベラさん側からの親しみをもってかわいがってる感じが出ていて、楽しかったですね〜。
和気藹々のセッションは、「これは人生歌ってないよ!(笑)」僕の宗教へようこそ!なるほどこれならカウベル合う!(笑)ベラさんとハヤシ君がギターで参加、フミちゃんはベース持たずコーラス、そしてオペラ!、ヤノ君は最初カウベルだけ叩いてたけど途中から気づいたらちゃんとドラムセットに入ってツインドラムになってた。すっごい長谷川さんを見つめながら叩いていたのが印象的です(合わせるためだろうけれども・笑)。


去年の氣志團とのときもそうだったけど、こういう「筋少の影響を受けた」と言う後輩バンドとの対バンがあると、その影響の強さとか、オリジナリティとか、テクニック的な凄さとか、そして今筋少の活動があることの素晴らしさとか、私のような後追いでも改めて感じられて、すごいなーと思います。楽しいし。またあるといいなー。
POLYSICSブログのこの日の記事、ハヤシ君の嬉しそうなのが本当に伝わってきますね。
BERAChan!!! : POLYSICS「Poly Blog!!!」

続いて筋少。ステージ上にポリのドラムセットを残したまま、その隣に筋少のドラムセットが出ていて、長谷川さんの位置がかなり向かって右よりに。その分橘高さんのアンプも寄せられて陰になっていたような。前方にいたポリファンが少し引いたので、久しぶりにそこそこ前で見ることが出来ました。
SEはGod of Thunder。オーケン、特攻服になってヒビも入ってる。確か出てきてすぐだったと思うんだけど、「ハヤシ君が出てくるまでは、一番高い声を出すのは俺だったんだー!」と奇声を上げていた(笑)。確かにそうやって聞くと、発声が似てるのかも。ライブはイワンからスタート。続けてカーネーション・リインカーネーション。なんかこの序盤の方で、エディが急にダッって走り出してきたので何事かと思ったけど、そのまま袖に行ってしばらくして帰ってきたので、何か取りに行ったのかもしれない…「エディが急に走ってくるからフェスのスタッフさんとかがびびってる」って話がサンダーユーのときに出てたの思い出した、確かに怖いかもw
2曲やって最初のMC。オーケン「DJって何やるのかよく分かってなくて、歌いすぎて疲れちゃった。吐くほど疲れちゃった。なのに筋少だから、こんなハードな曲を2曲も歌わされて、いや歌って。もう帰りたいけど、やりますよ、仕事ですから。いや、ロックだー!」みたいなこと言ってたけど、大丈夫だったのかしら。声、後半ちょっと涸れ気味だった気もする…まぁハヤシ君と高音張り合ったせいもあるかもしれない。
「リリックをライムしようぜー」とワインライダーへ。オーケン「クランクアップ!」のタイミングを間違える(笑)。それからウッチー、ダンスタイムにUFOの振りつけみたいなの踊ってたんだけど、踊りすぎてベースに戻るの間に合わなくなりそうになって、マイクを床に置いちゃって、そしたらその後コーラスのときになくて困ってた。スタッフさんに気づいてもらえなくて…最後の「ウ!ハ!」のときに仕方なく自分で拾ってスタンドに戻していたウッチーかわいい。
その次にノゾミのなくならない世界!先日の作曲者別ライブでやっていたけど、対バンでやるとは意外!と思っていたら、ハヤシ君の好きな曲だったみたい。カバーしてたらしいって、橘高さんが話してました。これをカバーってすごいよね。前にやったときより演奏に余裕がある感じではあったけど、でもやっぱりみんな動かないで集中して弾いていたなぁと。
次でベラさん登場。ポリの格好ではなくて普段通りの。曲は、「筋少の闇歴史の中の裏名曲!オーケンがいないところで内田君とベラちゃんが作って、これはすごい曲だ!ってなってやった曲だ」というような振りで。「大人なので、2番は割愛!歌っちゃまずいところは、ラララーで」と言って一度練習、「わたしのドリフターあー ラララララララララーラー♪」ってやってから、「古すぎてそんなに知られてない」とかってぼやいてました。私も知らなかった…これ。

2番聞いてこれはひどいwと。しかし今の演奏はめちゃくちゃカッコ良かった。知らなくてもこれが無駄にカッコイイということは分かったw楽しかった!動画でやってる振りをオーケンやってたなー。
それからもう一曲ベラさんと、初期からの定番曲、釈迦!ベラさんのギターソロ!
いったんベラさんは退場。またあとでーと。
どのタイミングでだったか、ポリとはフェスなどでは良く一緒になるけど、対バンは初めてだという話。から、筋少のフェスにおける役割というか位置づけみたいな話になって、どこに出されてもそこそこ盛り上げて次へつなげられるから、ジャンルとジャンルの合間みたいなところに良く出されるとかって話を、オーケンと橘高さんでしてました。ぴあフェスでも「ももクロちゃんの直後にいきなり星野源さんってわけにいかないから、間に筋少なんだよ」とかって。タイムテーブル的に便利がいいのね。でもそれであちこちのフェスに呼ばれるんだから、いいことだよねぇ。どんな場に出ても自分たちのフィールドに持ち込んで盛り上げられるってことだし。
その後オーケンが「筋少、今年はブレイクするはずだったんですよ」と言い始める。ピラメキーノという子供番組でヘビロテされて、子供たちには大人気で、これは再ブレイクか!と、思ったんだけどそうでもなかったなー、ブレイクしたら斉藤和義さんやきゃりーぱみゅぱみゅさんと紅白に出てたのになー、まぁ来年頑張りますよー、とかってだんだん投げやりな感じに(笑)「日本を印度に、って言ったら、しーてしまえと言ってください」とやる気なさそうに言ってから、でも最後にいくときはちゃんといつも通りのシャウトで。橘高さんのピック捲き。オーケンがインド風に首かくかくの踊りをたくさんやってた。
そして、「筋少とかポリとか聴いてる人が教室の片隅で口ずさむような歌だから、みんな歌って」と蜘蛛の糸。大丈夫大丈夫を合唱。オーケン的にこの合唱がかなりいいみたいですねー。
本編ラストは、さっきDJでXジャンプやったけど、その筋少版で、踊るダメ人間!ダメジャンプ!跳んでおかないとね。最後のかき回しが長めで、橘高さんがギター投げたりしてたと思う。オーケンもダメーのばってんが長くていろいろ手を動かしていた。

フェスやイベントで見たことがある程度で、曲が全然分からないんですけど、シーラカンスイズアンドロイドだけ分かった、みたいな感じです。前方は若いファンで盛り上がってモッシュが激しくなってました。もうけっこうなキャリアで、メンバーのほうは30代だけど、相変わらずのすごいテンションとエネルギー!ファンはもっと若い感じがするような。電子音ピコピコももちろん健在だけど、3人になったポリはバンド演奏のゴリっとした部分もより前面に出ている感じがあって、カッコイイですね。
ハヤシ君は「今日は筋少と対バンができてすごく嬉しい」ということを最初にも言って、次のMCでも言って、フミちゃんに「さっきからそれしか言ってない」とつっこまれてました。「嬉しい、テンションがおかしい」って何度も言っててほんとに嬉しいんだなぁと。リルカの葬列ツアーのパンフ持ってきたとか、ギターアンプに橘高さんの写真が貼ってあるとか、橘高さんのギター教則本買ってたとか、筋少ちゃん男祭りに参加してて、オーケンと対談したときに「エロ本撒いたらみんなピラニアのように群がってすごかったけど、あの中にいたのか!」って言われたとか(そこだけ言うと恥ずかしいけど、と照れながら)、いろいろ語ってて、もうただのファントークのようだった(笑)。フミちゃんに「ロフトプラスワンでやるような話になってる」と言われ、「プラスワンでイベントやろうか、筋少ナイト!『※本人の出演はありません』ってやつ」などと。ほんとに、高校生に戻ったようになっててかわいかったなw
最後の一曲で、今日のイベントタイトルにもなっている、筋少ポリシックスを出会わせた人、ゲストBERAさんが登場。グレーのつなぎにバイザーつけて、完璧なポリコスで!似合っててかっこよかった!定番曲で客席の盛り上がりもすごくなって、ダイバーゴロゴロしてた。

DJオーケン

meltchoco2012-12-20

前週の筋少大阪ライブで電撃発表されたDJオーケン。「オーケンにたまにある思いつき」らしいですが。DJハヤシに触発されたのかしら…?でも「そんな技術はないので温かく見守って」とのこと。
会場入っても、それらしきブースが特設されているわけではなかったのでどこでやるのかなぁと思っていたんですが、18:20過ぎにステージ脇からオーケンが登場して後ろの方へ歩いて行き、PAのところをDJブースとしてやってました。結構近くまで見に行けた。衣装は血染め白衣にメガネしてた。ヒビメイクはまだなしだったと。ブログの写真にも写っていたブースカの頭は、CDケースになっていました、かわいい。機材に不慣れな様子が出てて、ヘッドホンを片耳ずつ当てながらやるんだけど途中で音が聞こえなくなったみたいでスタッフさんに聞いてたり、あとスクラッチするつもりでもないのに間違って触っちゃってアワアワしたりしてたw
最初はボヨヨンロックから。一緒に「ロックンロール!」とかのコールをして掴みはOKな感じ。2番では「ジュンスカの宮田さんが登場!」とかって言ってたような。マイク持って合いの手とか説明とか入れつつ、ときどき一緒に歌いつつ、みたいな形式のDJ。その後は昭和歌謡になだれ込む感じで、柴田恭兵さんとか舘ひろしさんとか、あと杉良太郎の「君は人のために死ねるか」。「筋少の歌詞は忘れても杉良太郎は歌える」とか言って歌ってた。とん平のヘイユーブルースも。あと少年隊もやってたよね。それで「筋少のサポートドラムの長谷川さんは昔ジャニーズでデビュー寸前までいったんだ」とかっておまけ話も交えて。やたらと「世代の人!」って言ってたけど、今日ポリと対バンだし平日だし、そんなに世代の人きてないんじゃ…とちょっと心配した(笑)
それから有頂天の「心の旅」かけて、間奏部分で「ここがたぶんケラさんがメンバーに『カオスな感じで』とアレンジさせたところで、ノリにくくなる」とか(笑)「次はYMOかけるぞー」って言ったのに思ってたより心の旅が長かったみたいで「ケラさん長いよ!芝居と一緒!」とか言い始めたり(笑・怒られそうだ)。で、YMOって言ってやっぱりきました空手バカボン。♪テークーノーテクノライディーンって歌って、「ライディーン!」のコールで腕上げたり、「キュンキュン」でハートもやったり。あとは、蝋人形の館のイントロというか、最初のデーモン閣下語り部分だけかけて、からの、Xにいったり。「デジャヴが〜」とか言いながら、ダメジャンプじゃなくて元祖のXジャンプ。でもタイミングがわからないオーケン(笑)お客さんの方があってたなぁ。
ラストにももクロちゃん労働讃歌で、「天突き体操いくぞー!」って踊るオーケン。真似して一緒にやってみた、初めて(笑)。ももクロちゃんが紅白で歌ってくれたらいいなー、紅白に名前が出たらいいなーって言ってました。オーケン、ラップの部分とかもけっこう歌ってた。あとそういえば前半のヘイユーブルースのときも、歌に対する合いの手みたいに「働け働け」「働こう働こう」「その人は輝くだろう」「労働フォーユー!」って混ぜ込んできたりしてたし、この歌かなりお気に入りなんだなー。
「えー、もう疲れたので、この後の筋少のライブはボーカルなしです」とか言いながら退場。DJの途中からポリのサウンドチェックやってたので、すぐポリのステージに移りました。
オーケンブログ: BERAchan

今回は遺跡に行けるのですか?

meltchoco2012-12-19

【レキシバンドメンバー】
Gt: DA小町(町田昌弘)
Piano&Cho:元気出せ!遣唐使(渡和久 from 風味堂)
Ba:ヒロ出島(山口寛雄)
Dr:蹴鞠chang(玉田豊夢)

お誘いをいただいて行ってきました。ワンマンは初体験です。満員御礼の赤坂BLITZ。話題沸騰ブレイク中な感じですねぇ。チケットも争奪戦だそうで。「調子に乗るなよ!」って言われたけど(笑)
きらきら武士からスタート。発売になった3rdアルバム『レキミ』の曲を多くやりつつ、これまでの曲もけっこう織り込んでくる感じで。ペリーダンシングとか、真田記念日とか聴けて楽しかったです。
この日は詳細未発表のままの「スペシャルゲスト:???」となっており、序盤から池ちゃん「みんな一曲一曲期待しすぎ」「もう俺ら帰るか?」とかって言ってたんですが、中盤で姫君Shake!がきたときについに「きてますよ!」と盛り上げる。この曲はアルバムではFeat.斉藤摩羅衛門(斉藤和義)ということで、期待が高まるフロア。そして呼び込み「さいとーう!やーつーえーもーん!!」…え?なんつった?と思ったら、出てきたのはエレコミのやついいちろうで(笑)。一応和義さん風にカツラとか被ってチェックのシャツ着てギター持って出てきたやっつん「おまえ、バカか?バカか?!今日フツーに見に来てたのに、いきなりこんな…バカか?!俺今泣いてるからな!手も冷たいし!」って半泣きマジギレみたいになってたwそりゃあね、そんな中で出てくる方がやだよね、無駄なプレッシャーw
それでその後は「もう終わり、もう出てこないから」みたいに言ってて、まぁそんなもんかーくらいに思ってたんだけど。本編ラストに、何故かまたきらきらに持っていこうとして、ん?と思ったら…いつの間にか池ちゃんの後ろに着物姿の…!まさかのDeyonna'(椎名林檎)さん!!客席も沸き立ち、前へ詰めていく人も多数(それまでそうでもなかった…w)。「池ちゃん、後ろ後ろ!」を何度かやって(笑・池ちゃんが振り返ると避けて隠れる林檎さんw)からの、本日二度目のきらきら武士。いやー、生で林檎ちゃんの武士コールを聴ける日があろうとは思いもしませんでしたよ。やっつんのフェイントにもまんまと引っかかったし。林檎ちゃんはシックな着物がよくお似合いで、レキシ扇子をパン!と開いたときの所作が様になってました。曲では楽しそうにコーラス&武士コール。池ちゃん、最初は「いいのかなぁ」とかって言ってたけど、だんだんノってきたら結構無茶振りしてて、途中で林檎ちゃんが「どこで入っていいのか分からない!」って困ってたりしましたw
本編中にも「アンコールあるから!」って言ってたとおりのアンコール。まずは池ちゃん一人でキーボード弾き語り。歌い出すと何故か(笑)客席に笑いが起きるハニワニハ。この曲、タワレコで試聴したとき最初に「ポンポコ村のこだぬきポンポ?(昔みんなのうたであった歌)」って思ったんだけど、意識してるのかなぁ違うのかなぁ…曲がすごい似てると思うんだけど…。「笑う所じゃないから!歌ってるから!」って言われてもやっぱり笑ってしまう歌詞です。あと、ほととぎすも弾き語りで。「君が鳴くまで〜」をコーラスする客席。
そしてアンコール最後は、「まだやってない曲があるでしょ?最後の曲だけど、これが長いから」という、狩りから稲作へ。ゲストにレキシアコースティックで一緒にやっているというパーカッションのとなりのトロ遺跡(朝倉真二)と東インド貿易会社マン(グローバー義和Jackson vibe])が稲穂を持って登場。予告通りこれが長くって、ナタリーのレポートによれば約30分だそうでwコール&レスポンスのイナホ〜から高床式〜のくだりが長い長い。今年一年の集大成だからと、「これも今年いっぱいやりました」と言って、高床式から高岡早紀劇団四季、キャッツ!などなどのネタを展開。それも一個一個長いし。東インド貿易会社マンにつっこまれながらやっと進んでく感じでしたよ。楽しかった!
他にもMCというか、曲の合間のところで面白いことはたくさんあったんだけど。池ちゃんがキーボードの元気出せ!遣唐使渡和久from風味堂)をいじり倒して「養子にしたい」とか言ってたり、そこからピアノのイントロから違う曲を始めちゃう展開で芸達者に対応するバンドとか。ほんといろいろと面白くて笑いっぱなしだったんだけど、しかし、池ちゃんのおもしろさを一つ一つ思い起こして文字にするのは難しいなぁ。ただ、やっつんなり東インド貿易会社マンなり、あと林檎ちゃんも若干だけど、ツッコミを入れてくれる人がいる方がやはり輝きが増すんだな、ということは思いました(笑)。
そんなこんなで楽しい楽しい、3時間超のライブ。腹筋疲れた(笑)。

レキミ (ALBUM+DVD)

レキミ (ALBUM+DVD)

『陋劣の残滓を啜り聖を排出する正義という呪縛。狂躁する資本主義の末期衝動。罪は通奏低音の如く聖に平衡し、赫奕たる旋律を奏でる。』

meltchoco2012-12-09

つけた人であるはずの松田さんも割愛するほどの長すぎるツアータイトル(笑)一生懸命覚えたというヒロさんが「ろうれつのざんしをすすり…〜〜〜…を、奏でる」って略してました。「陋劣の残滓を啜り、までは覚えたんですよ。でもそこからもう無理。読めない漢字とかあるし」ね。過去のツアタイと比べると特別長いわけではないが、特別難解ではあるような。
そんなte’の、アルバムゆえに、密度の幻想は綻び、蹌踉めく世界は明日を『忘却』す。のリリースツアー、ファイナルの東京、ワンマンライブです。東京でのワンマンは久しぶり、との言葉あり。確かに、今年は対バンばかりだったかな。時間としては2時間弱だったかな、でもたっぷり濃密にte’を堪能できました。
新譜は、ベースが松田さんに変わってから最初のアルバムで、歌詞の代わりにCDに入っていたインタビューでも「全曲シングルのつもりで作った」とのことが語られていました。それだけに、この曲をいっぱいライブで聴きたいなぁ!と思いながら聴いていたのですが、期待通り新譜からたくさん、ほぼ全曲やったんじゃないかと思うくらいにやってくれました。いや、セトリ覚えるとか全く無理だけど。でも、たぶんアルバムの最後の11曲目の短いやつを除いて、あとはみんなやったのかなぁ。それに加えてライブ定番の昔の曲を間に散りばめる感じで。
本編のラストが「私は川の窪み。流れは過ぎゆけど保たれる波紋。『動的』な秩序。」だったのは分かる。私、この曲好きで。たぶんタイトルの言葉のおもしろさとそのイメージのわかりやすさのためもあると思うんだけど、曲とタイトルを一致させやすかったので。でもこれがラスト、それも定番の「四つ打ち」の後だったかな、うわーっと盛り上がった後にくるのはちょっと意外だったのです。だけど、聴いたらこれがすごく良かった。曲のイメージとして私が持っているのは、最初は穏やかな小川の流れがあって、それが曲の展開するところでタイトルにある「窪み」にぐっと水流が引き込まれるイメージ、そしてそこから流れが速くなって川底にも岩があったり曲がりくねったりする渓流になって、最後にもう一度ギターの歌メロが戻ってくるところでは川がずっと大きな流れになっている、みたいな感じのもので。それがライブで聴いたらCDよりも一つ一つのイメージがずっと鮮烈というか、窪みも流速ももっとずっと深くて速くて、最後は光溢れる大河みたいで、なんだか感動的だった。ああなるほど、これがラストなのか、と思った。
やっぱりライブはすごいな、と。te’はライブバンドだな、と。
あと、今年見る回数が増えてるからでもあろうけど、私今のte’がどんどん好きになってる、本気になってきてる感じがあるなぁと思う。そしてたぶんそれに、松田さんのベースの存在は大きい。前から格好良かったはずとは思うんだけど、今の良さはその変わったところからきているのが大きいのかなと思う…。
位置的には、ヒロさんの前くらいの中程から見てたので、隙間からだけど、ヒロさんの手元が見えるときもあって、社長もけっこう見えて、今日は特にギターを堪能した感じでした。フロントのヒロさんのギターが、より歌う曲が増えてますよね。手元まで見えるとやっぱり良いなぁ。

あとはMCで覚えていることなど。

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